生まれ変わったら何人になりたい?と聞かれた。
何人でもいいよ。人間なら。と答えた。
何人になりたいってどういうことだろう。
何人ならいいってあるのだろうか。
(日本人の旅行者とのやりとり リオ、ブラジル)

日本人をナメンなよコラ、この@@@@!!
(タクシーの運転手と大ゲンカ リオ、ブラジル)

正直ずーっといると嫌になることもあるよ。
カポエイラにもマリーシアって言葉があってね、彼らの中には「ずる賢さ、したたかさ」みたいなものがあるんだ。 (日本人滞在者の言葉 サルバドール、ブラジル)

こんなに広い空で夕焼けが見られるのはこの安宿だけなんだ。
(夕方の屋上 サルバドール、ブラジル)

「ふるさと」を唄い終えてぼくは席にもどった。
カラオケ。五木ひろし。ほんとにブラジル?
拍手をくださる人たちの顔をみてふと思った、ここにいる方々にとっての「ふるさと」はどれほど感慨深いものなのだろうか。
(日伯会館での歓迎会 マナウス、ブラジル)

いってっ!!
足下を見るとアリが両足に何十匹とまとわりついていた。
「アリ塚にされる!」パニックになって必死ではたいていた。
あとで聞いたがこれが軍隊アリというやつらしい。
あとででよかった。そのとき聞いてたら気絶していたかもしらん。
「グンタイアリ!?ふわあ~」パタって。
(アマゾンのジャングルトレッキングにて マナウス、ブラジル)

ライトを照らして赤く光ったらワニの眼。
照らして青白く光ったらそれはアナコンダの眼。
(アマゾンのナイトツアー マナウス、ブラジル)

都会の狭い生活に目が慣れてしまい、ピントとサイズが合わない。
なんというか、目の前の壮大な景色をうまくつかみきれないのです。
(アマゾン川の夕景 マナウス、ブラジル)

「え?じゃあサンパウロ滞在中は毎日落語会じゃないですか!」
どうやらいろんな団体から「うちにも来て欲しい」と連絡が入ったみたい。
(拓哉さんからの電話 マナウス、ブラジル)

肉の入った炊き込みごはん、名前忘れたけどでっかい魚の丸焼き。
ブラジルの食材で日本風に調理されたたくさんの料理が食卓にずらりと並ぶ。
驚いたのが粕漬けや塩辛などの珍味、漬け物も自家製だということだ。
「すごい、これ全部手作りですか?」
「何だって作れるさ、こどもだって作れるんだ。でも子づくりが一番難しいな!」
干しピラルクの炙りで自家製「ガラピン」(ピンガ(サトウキビの蒸留酒)のガラナ漬け)を飲みながら、若き日の川田さんの「アマゾン奮闘記」を聴いた。アナコンダやヒョウも出演している。
想像を絶するほどの苦労話をガハハと笑いながら楽しそうに話す。
この人たちに魅力を感じないわけがない。
(川田敏之さん宅にて マナウス、ブラジル)

*日本人によるアマゾン移民は1929年からはじまりました。2009年が「アマゾン入植80周年」です。アマゾン移民は、サンパウロに入植した日本移民よりも過酷で、かつては『緑の地獄』とまで呼ばれたアマゾンの巨大な原始林を開拓しました。マラリア、黒水病で死に絶えた者は数知れず、灼熱の大地でアマゾン移民は農業に従事しました。その一人が川田敏之さんです。(吉永氏による)

養殖ピラルクの刺身を食べたひとなんてそういませんよ。
ピラルクのウロコを手際良く剥がしながら鴻池さんは言った。ブチッブチッ
(中沢宏一さん宅にて アチバイア、ブラジル)

「何歳まで生きられるか知りたいんだっけ?」
「いやいやいや!そこは知らなくていいです」
(霊能力者との会話 アチバイア、ブラジル)

「おい道具屋、どないなってんねん!」
「さあ、わてにもさっぱりわかりません」
「わからんて、なんで急に夜になったんや」
(落語会で突然の停電!必死のアドリブ イグアス、パラグアイ)

「やばいです、幸せすぎて気絶しそう!」
トウカーノ(オオハシ)が手をかんでいる。
お土産もトウカーノだらけ。木彫りにキーホルダーに油絵まで。
いい歳こいてぬいぐるみまで買ってしまった。
(バードパーク イグアス、ブラジル)

「はじめてやのになぜか落ち着くやろ」と拓哉さん。
ここはもう日本だ。旅の緊張が解けて、その夜風邪を引きそうになった。
(リベルダージ到着 サンパウロ、ブラジル)

草々さん、ブラジルでは「朝ドラ」じゃなくて「晩ドラ」よ。
(放送時間の違いについて サンパウロ、ブラジル)

やっぱりトークショーだけじゃつまらないですもん。
「これ!」て披露できるものがある方が絶対よかったと思う。
だから落語会ができて本当によかった。
「落語」でみなさんと繋がれたから。
改めて「ちりとてちん」に出演してよかったです。
みなさん喜んでくれました。ありがたい。
「芸」ってすごいな、「芸人さん」尊敬します。
(リベルダージの居酒屋で サンパウロ、ブラジル)

サンパウロの夜景は素晴らしかった。
闇の布に光の糸が縫いつけられているようだ。
自然の景色とはまた違った美しさを感じた。
ルイ=アームストロングの「What A Wonderful World」がびっくりするくらい夜景とマッチした。
(飛行機の中 サンパウロ、ブラジル)

南米へ行くのに「1日もかかる」と感じるか「1日で行ける」と感じるか。
それだけで人生は変わっていくのかもしれない。
(旅日記の最後のページ 東京、日本)